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2015/08/10(月)

つくるビルゼミコラム vol.11 「つくるビルブックス 夏の100冊」

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 夏はなにかと外出や移動が多い季節ですが、冷房の利いた室内で過ごすのもまた格別です。そう、読書もまた一つの旅といえます。夏休みや旅行中、あるいは自宅や喫茶店、図書館で読書をするのも暑さを忘れさせてくれる旅の時間と言えます。

 読書と言えば、毎年夏になると各出版社が夏の文庫フェアを行なっています。新潮社は「新潮文庫の 100冊」、KADOKAWAは「カドフェス」、集英社は「ナツイチ」などです。各社のフェアでは古典から新作までの文庫100冊程度がセレクトされ、毎年の100冊から時代が見えてきます。

 そこで、今月の「つくるビルゼミ」では、参加者とともにつくるビルゼミが選ぶ夏の課題図書、夏に読みたい本100冊を決めたいと思います。1人で100冊を選ぶのは大変なので、1人10冊程度を選んで頂き、 総数100冊程度を目標とします。

 さて、今回のゼミ参加者は4名でした。以下に参加者と筆者のセレクトと選評文を掲載いたします。夏の読書のご参考にして頂ければ幸いです。

 今回の参加者はアーティストということもあり、自身が影響を受けた本、制作の参考にした本を中心に挙げて頂きました。それぞれの選んだリストからは、アーティストそれぞれの興味・関心が見えてきます。具体的に言及すると作家論になってしまうので、またの機会にしたいと思いますが、自分がどのような本を読んできたのか、どのような本を所有しているのか、あらためてセレクトしてみると自身のこれまでとこれからが少し見えてくるかもしれません。

 本はあまりに日常にあるので、人との出会いと異なり、その出会いを忘れがちです。しかし、本や言葉と出会うというのは、必然的なようにも思います。たった1冊、ひとつの文章、単語から、人の感情は動き、閃きや創造力を発動させることができます。言葉に傷つくことが多い昨今ではありますが、その言葉に癒され、勇気づけられること。本との付き合いが人との交際・交流と同じように、長く続くことを願い、今日も私は本を読みます。



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心が動いた本
寺脇扶美(アーティスト)

①夏目漱石『こころ』新潮社(新潮文庫)、1952年
②司馬遼太郎『竜馬がゆく(1〜8)』文藝春秋(文春文庫)、1975年
③吉本ばなな『ハチ公の最後の恋人』中央公論社、1996年
④小泉義之『ドゥルーズの哲学 : 生命・自然・未来のために』講談社(講談社現代新書)、2000年
⑤ノーム・チョムスキー『ノーム・チョムスキー : Noam Chomsky』リトル・モア、2002年
⑥丸山圭三郎『文化のフェティシズム』勁草書房、1984年
⑦”Elizabeth Peyton”, Rizzoli, 2005.
⑧Andy Warhol and Suzie Frankfort, “Wild raspberries”, A Bulfinch Press Book, 1997.
⑨HIROMIX『Hiromix-girls blue』ロッキング・オン、1996年
⑩宮崎駿『風の谷のナウシカ(1~7)』徳間書店、1984~1995年
⑪井上雄彦著、吉川英治原作『バガボンド 2巻』講談社(モーニングKC)、1999年

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作品、制作に影響を与えた書籍
林葵衣(美術家)

①椹木野衣『なんにもないところから芸術がはじまる』新潮社、2007年
②リサ・ランドール、若田光一『リサ・ランドール : 異次元は存在する』日本放送出版協会、2007年
③マルセル・デュシャン、ピエール・カバンヌ『デュシャンは語る』岩佐鉄男・小林康夫訳、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1999年
④藤本由紀夫、黒岩恭助、塚村真美、神山俊一『by f about f』西宮市大谷記念美術館、2002年
⑤稲垣足穂『ヰタ・マキニカリス(1・2)』河出書房新社(河出文庫)、1986年
⑥アタナシウス・キルヒャー『普遍音樂 : 調和と不調和の大いなる術』菊池賞訳、工作舎、2013年
⑦村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上・下)』新潮社(新潮文庫)、2004年
⑧浅田彰『ヘルメスの音楽』筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1992年
⑨白州正子『名人は危うきに遊ぶ』新潮社(新潮文庫)、1999年
⑩川崎徹『パパといっしょに』マドラ出版、1997年

①大学に入りたての頃、現代美術はよくわからないけどなにかひっかかる面白いこと、と思わせてくれた書籍。「文化の震度」というタイトルで雑誌「新潮」に隔月連載された文化時評を一冊にまとめたもの。2005年に開催された飴屋法水「バ  ング  ント」展の批評や「キリンアートプロジェクト2005」審査員特別優秀賞受賞者K.K.の作品レポ等が綴られている。

②物理学者リサ・ランドールと宇宙飛行士若田光一の対談で5次元についてわかりやすく解説してくれる本。素粒子測定器で衝突させ粉々になった粒子の破片が消える先が5次元世界だと考えられる、という内容を読んだとき、「消える」という現象に興味を持った。

③デュシャンについて他人が書いたどの本よりも、本人のインタビューが一番理解しやすいので、読んでいて面白い。人生を振り返って一番満足している事は?という質問に、運が良かったことですねと答える軽快さは、彼の作品をよく表していると思う。

④都市の音という章の中に「僕が聞きたいのは、人間が立ち去った後の、人間への奉公から解放された時の、都市自身の音である」とある。音を聴くとは、受け身の行為でなく能動的な行為であるべきだと思い知らされた。2002年に西宮市大谷記念美術館で開催された「美術館の遠足6/10」のために制作された、f自身が、また著者達が、fについて多様な視点で語る書籍。

⑤小説という形をしたタイムマシン。稲垣足穂の文章を体験することは、文章を頭で理解する事と懸け離れたものだと思う。頭で文字情報を処理するスピードが追いつかないくらい、それこそ流れ星のような速度でページの上を走っていると、いつのまにか自分は大正末期の夜に、ガス燈の並ぶ山本通りを歩いている。

⑥17世紀ドイツの学者、イエズス会司祭の書いた音楽に関する論考であり夢のあるファンタジー。鳥の声を五線譜に落とし込んだり、エオリアン(表記は風室、またはエオリア)の作り方が載っており、ドレミで音を組み立てるだけではない音楽の作り方が書いてある。

⑦読書に興味の無かった自分が読書をするようになったきっかけの本。高校生の時にのどごしの良さだけで読んでしまった書籍で、今になって読み返してみるとその裏側にある中毒性を感じて恐ろしい。

⑧言葉選びが素晴らしく上質な音楽、美術批評集。この本を読んだ後、家の前の工事現場の作業音の聴こえ方が少しだけ変わり、建築も一つの楽譜だと思えた。しばらくすると雑音に戻ったけれど。「最初の音楽家は鍛冶師だった。金属を打つ鋭い音は閉じた空間に亀裂を入れ、それを通って無限の彼方へと飛び去る。」

⑨切れ味の鋭さが心地いいエッセー本。「はさみのあそび」という章のなかに、花鋏の止め金について書かれた文章がある。「この止め金のことを「遊び」といい、花鋏では一番重要な部分だと教えてくれた。(中略)遊びの部分がきつすぎると、鋏がひらきにくく、ゆるすぎると巧く噛み合ない。つまり、その止め金はいつも真中でふらふらしていないと、自由に動かないのである。(中略)何でもないようなことだが、「遊び」が完全にできる人は一人か二人しかいない。」芸術家とは、遊びが完全にできる人の事だと思う。

⑩シュールという概念のお手本のような本。あるときは笑いながら読めたページで、あるときは涙してしまったりする。

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本と付箋
平田剛志

①フェルナンド・ペソア『[新編]不穏の書、断章』澤田直訳、平凡社(平凡社ライブラリー)、2013年
②フリードリッヒ・ニーチェ『人間的、あまりに人間的Ⅱ ニーチェ全集6』中島義生訳、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1994年
③柳宗悦『工藝文化』岩波書店(岩波文庫)、1985年
④前田英樹『民俗と民藝』講談社(講談社選書メチエ)、2013年
⑤ロラン・バルト『明るい部屋――写真についての覚書』花輪光訳、みすず書房、1985年
⑥佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』河出書房新社、2010年
⑦峯村敏明『彫刻の呼び声』水声社、2005年
⑧シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』田辺保訳、筑摩書房(ちくま学芸文庫)、1995年
⑨鷲田清一『「待つ」ということ』角川学芸出版(角川選書)、2006年
⑩向井一太郎・向井周太郎『ふすま 文化のランドスケープ』中央公論新社(中公文庫)、2007年
⑪若林幹夫『[増補]地図の想像力』河出書房新社(河出文庫)、2009年
⑫三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(1)』新潮社(新潮文庫)、1977年

①26枚。「あらゆる始まりは、意図されざるものだ。」(83頁)
②31枚。「芸術的感覚の最初の芽生えについて考察し、芸術が最初に生んだ初子によってどんなさまざまな種類の喜びがたとえば未開人たちのあいだにもたらされたかを問うならば、それは何よりもまず、他人が何を思っているのかを理解できるという喜びであることが分かる。」(96頁)
③31枚。「作るとは作る者と作られる物との間に起る出来事である。」(119頁)
④26枚。「物の美しさは、物だけが持っているのではない。それを観る人間の眼とともに、ある瞬間に物から生まれてくる。この事実は、いかにも不思議であり、神秘なものだが、また極めて具体的に、暮しのなかで起こってくる事実でもある。」(85頁)
⑤25枚。「それゆえ、「写真」のノエマの名は、つぎのようなものとなろう。すなわち、《それは=かつて=あった》、あるいは「手に負えないもの」である。」(94頁)
⑥26枚。「本なんて読めません。読めるわけがない。「本」にした途端、何回読んでもわからなくなる。そういう本だけが本です。ルターは言いました。読むということは何か。「祈りであり、瞑想であり、そして試練である」。」(59頁)
⑦31枚。「本当の彫刻は彫ることで夢をみるのだと思います。夢を彫りつけるのではなく、夢を掘り起こす。彫ったり叩いたりこねたり削ったりつないだりの工作をすることで、あるいはその前のデッサンをすることで、夢を招き、夢に出会うのですね。」(229頁)
⑧53枚。「見つめることと待つこと、それが美しいものにふさわしい態度である。自分で考えつくことができ、欲求することができ、願望することができるかぎり、美しいものは出現しない。だからこそ、すべて美の中には、除き去ることができない矛盾、苦、欠如が見出される。」(244頁)
⑨21枚。「〈待つ〉ことには、「期待」や「希い」や「祈り」が内包されている。否、いなければならない。〈待つ〉とは、その意味で、抱く(、、)ことなのだ。」(16頁)
⑩43枚。「趣きとは自然とおも向いて来る意(こころ)と自然とおも向いて行く心の共鳴であるともいえます。しかも趣きという概念は、自然と人との間に成立する風土という固有の場所性あるいは方向性によって育まれた文化の「おもむき」を指すことばだともいえます。」(123頁)
⑪28枚。「「地図とは世界に関するテクストである」と言うべきであろう。」(63頁)
⑫27枚。「私たちの歩いている道は、道ではなくて桟橋ですから、どこかでそれが終わって、海がはじまるのは仕方がございませんわ」考えてみれば、それは二人が終末について語ったはじめであった。」(313頁)

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ギフトブック
平田剛志

①[清少納言著]、池田亀鑑校訂『枕草子』岩波書店(岩波文庫)、1962年
②キャロル・オーティス・ハースト文、ジェイムズ・スティーブンソン絵『あたまにつまった石ころが』千葉茂樹訳、光村教育図書、2002年
③横尾忠則『病の神様 : 横尾忠則の超・病気克服術』文藝春秋(文春文庫)、2009年
④多摩美術大学、西武美術館編『もの派とポストもの派の展開 : 1969年以降の日本の美術』多摩美術大学、1987年
⑤渡邉良重絵・デザイン、高山なおみ文『アンドゥ : un deux』リトルモア、2008年
⑥手塚敦史『トンボ消息』ふらんす堂、2011年
⑦いしいしんじ『毎日のパン』進々堂、2013年
⑧ミシェル・フーコー『言葉と物 : 人文科学の考古学』渡辺一民、佐々木明訳、新潮社、1974年
⑨福本潮子著、外舘和子、姫野希美、八木光恵編『福本潮子作品集 : 藍の青 : 1977-2015』赤々舎、2015年
⑩バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ画『夜の木』青木恵都訳、タムラ堂、2012年

①知人の作家ご夫婦から京都行きの餞別に頂いた1冊。歴史ある都市だから、古典に親しめるなどと考えていたら、やうやう読む時間がなく今に至る。

②職場の元同僚が京都行きの餞別にくれた1冊。この主人公に共感・共有できる人だからこそのセレクトに感嘆。今も幸か不幸かわたしの頭には「石ころ」がつまっている。

③病気体質な同級生が読み終わったからとくれた1冊(あるいは、京都行きの餞別だったかうろ覚え)。これまでさまざまな病気を経てきた横尾忠則ならではの病気エッセイ。病気=マイナスという視点が変わる。

④大学時代の恩師が関わった展覧会であり、もの派の重要文献。在学中から古本屋やネットを探し続けていたが見つからなかった。京都に行く前に常連客として通っていたカフェの店主がプレゼントしてくれた。いまはテキストを書く際など活用し続けている。

⑤元職場の方から頂いた京都行きの餞別に頂いた1冊(記憶が曖昧)。凝った造本による紙をめくる行為が美しく楽しい1冊。

⑥著者よりご恵贈頂いた1冊。著者は大学の後輩だが、卒業後もう何年も会ってなかったが、彼の詩は在学中から読んでいた。2013年に共通の友人経由で連絡があり、京都にいること、会いたい旨の連絡がきた。久しぶりに出町柳で彼と会ったとき、手に携えていたのが本書だった。その後、1冊の本を作ることになったが、いま彼の消息はわからない。

⑦京都のパン屋進々堂が創業100周年を記念して制作したいしいしんじの書き下ろし小説(小冊子)。小説は商品を買わずとももらえるのだが、私はパンを買って頂いた。内容はどうでもよいが、パンを買ったときに本がもらえるというのが素敵で、私はパンが欲しかった。パンを買って本をもらえる経験がしたかった。

⑧とあるイベントの参考資料として某通販サイトのマーケットプレイスで購入したところ、表示と異なる内容があったとのことで、値段と送料を無料にして頂いた。想定外に軽く手に入ってしまって、申し訳ないやら、嬉しいやら。

⑨ギャラリーにて著者よりご恵贈頂いた1冊。これまで頂いた本のなかで2番目に高額な本で恐縮。自作を用いた造本もすばらしい。

⑩全てハンドメイドによって制作されたインドの絵本。実際にプレゼントされた本ながら、インドから届けられたような温もりと暖かさに満ちた1冊。幻想的な物語と絵が紙やインクの匂いと合わさり、本を読むこと、物語に触れることのプリミティブさが味わえる。

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作品、制作に影響を与えた書籍
山邊桜子(画家)

①シルヴァスタイン『ぼくを探しに』倉橋由美子訳、講談社、1977年
②ムラマツエリコ、なかがわみどり『おかあさんとあたし。(1、2)』大和書房、2000年
③菊田まりこ『いつでも会える』学習研究社、1998年
④子供地球基金編『Kids’ voice : 世界の子どもたちからのメッセージ』美術出版社、2008年
⑤ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント『境界線 : バウンダリーズ』中村佐知、中村昇共訳、地引網出版、2004年
⑥大平健『豊かさの精神病理』岩波書店(岩波新書)、1990年
⑦佐藤初女『いのちの森の台所』集英社、2010年
⑧細川貂々『ツレがうつになりまして。』幻冬舎(幻冬舎文庫)、2009年
⑨岡田尊司『発達障害と呼ばないで』幻冬舎(幻冬舎新書)、2012年
⑩加藤進昌『あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか : もしかしてアスペルガー症候群!?』PHP研究所(PHP文庫)、2011年
⑪佐藤雅彦『プチ哲学』中央公論新社(中公文庫)、2004年

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作品、制作に影響を与えた書籍
山本雄教(美術作家)

①武蔵野美術大学日本画学科研究室編『現代日本画の発想』武蔵野美術大学出版局、2004年
②椹木野衣、会田誠『戦争画とニッポン』講談社、2015年
③椹木野衣『反アート入門』幻冬舎、2010年
④岡本太郎『今日の芸術』講談社(講談社文庫)、1973年
⑤本江邦夫『中・高校生のための現代美術入門 : ●▲■の美しさって何?』平凡社(平凡社ライブラリー)、2003年
⑥森有正『生きることと考えること』講談社(講談社現代新書)、1970年
⑦グラハム・マーシュ、グライン・カリンガム、フィーリクス・クローミー編『ブルーノートアルバム・カヴァー・アート』行方均訳、美術出版社、2005年
⑧京都国立近代美術館、読売新聞大阪本社文化事業部編『ドイツ・ポスター : 1890-1933』読売新聞大阪本社、2008年
⑨中島らも『ガダラの豚』集英社(集英社文庫)、1996年
⑩山田悠介『リアル鬼ごっこ』幻冬舎(幻冬舎文庫)、2004年
⑪J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石」松岡佑子訳、静山社、1999年
⑫村上春樹『風の歌を聴け』講談社(講談社文庫)、2004年
⑬『クロスビート・ディスク・ガイド2005』シンコーミュージック・エンタテイメント、2005年
⑭「Fantasista50 now! : 現代最高のファンタジスタ50人」日本スポーツ企画出版社、2002年
⑮『お笑い解体新書』オークラ出版、2005年

①書籍内の会田誠の文章が、日本画というジャンルに違和感を覚えていた当時の私自身の問題意識と合致。

②「政策芸術」という言葉まで現れた今、思わず購入した一冊。

③自分にとっての現代美術入門。

④岡本太郎は絵画よりも文章の方が断然すごい。

⑤とある大学のAO入試の事前課題で、この本を読んだうえで自身の制作について文章に書いてこいというものがあり、それはもう全く書けなかった。

⑥個展を見に来てくれた人が、「君にはこの本が合うと思う」とくれた。マジで合っていた。

⑦ジャケットやポスターのデザインが好きで、学生時代は図書館でこういった本を借りてきてみることが多かった。

⑧同名の展覧会の図録。当時自分が描いていた作品と瓜二つの構図のものがあり、それ以来ドイツに勝手にシンパシーを抱く。

⑨今まで読んだ小説の中で一番面白かった。

⑩今まで読んだ小説の中で一番ひどかった。

⑪発売当時親が買ってきてくれた。結局完結までの7作全てを読んだ。

⑫あるとき「君の作品は村上春樹の世界感っぽいね」と言われ、当時村上春樹は読んだことがなく、さっぱりわからず。数年後、友達が誕生日プレゼントでたまたまこの文庫本をくれて初めて読んだ。でも結局作品のどこが村上春樹っぽいのかは分からず。

⑬高校生ぐらいに音楽に一気にはまり始め、まさにそのガイドとなった一冊。

⑭日韓W杯を機にサッカーにはまる。この本に載っているまだプレーを見たことのない選手たちを、文章と写真から想像していた。

⑮お笑いにはまり始めたときに買った。かなりの数の芸人がかなりしっかりレビューされており、バラエティで消費されるだけではないお笑い芸人のすごさを垣間見る。